[ 概要 ]
ダッシュボード≫レポート≫財務レポート≫宿泊税レポート について説明します。
東京・大阪・京都 に対応した宿泊税の自動計算レポートをご利用いただけます。施設様が各自治体に提出する宿泊税申告を効率的に行えるよう、必要な情報を自動集計し、レポート形式でご確認いただけます。
このレポートをご利用いただくには、AirHost HMS[サイトコントローラー+PMS] Premiumプランの購入が必要です。
設定方法
宿泊税の適用地域の設定
宿泊税レポートでは、施設所在地に応じた宿泊税を自動計算するため、管理コンソールにて「宿泊税の適用地域」を設定する必要があります。
管理コンソールから宿泊税を設定したい物件を選択します。
物件詳細画面で「編集」をクリックし、「宿泊税の適用地域」より該当する地域(東京・大阪・京都)を選択して保存してください。
消費税の設定
宿泊税の計算は、室料の税別料金に対して行われます。
そのため、宿泊費を税別料金として扱うには、事前に「税金設定」より消費税を登録し、各施設に適用する必要があります。
設定手順については、以下のヘルプをご参照のうえ、設定を行ってください。
画面表示方法
1)ダッシュボード 画面≫左上で施設を選択してください。
※宿泊税レポートは「すべての施設」を選択して利用することはできません。
2)レポート≫財務レポート≫宿泊税レポート をクリックします。
3)宿泊税レポートを生成したい「月」を選択してください。
レポート説明
宿泊税集計表
宿泊税集計表を利用することで、各自治体に提出する宿泊税納入申告書への記入を円滑にしていただけます。
税率が異なる区分ごとに月の「宿泊室数」と「税額合計」が表示されます。
一人一泊あたりの宿泊税の区分は、管理コンソールで設定された「宿泊税の適用地域」に基づいて自動的に設定されます。
※掲載している画像は、大阪府の宿泊税ルールが適用された場合の例です。
「計①+②」または「計①+②+③」欄には、該当月の宿泊税対象となる室数と納入金額が表示されます。
表の最下段には、非課税対象の宿泊室数合計が表示されます。
宿泊税明細表
宿泊税明細表には、課税対象人数や 1 泊あたりの宿泊料金が予約ごとに表示されます。宿泊税は 1 泊あたりの料金を大人人数で割った金額に基づいて計算され、1 人あたりに適用されます。また、宿泊税明細表には宿泊日が古い順に上から表示され、連泊の場合でも宿泊日ごとに分けて表示されます。同じ宿泊日の予約が複数ある場合は他の予約が上位に表示されます。
税金設定で消費税を登録している場合は、宿泊費は税別価格で表示されます。
課税対象となるのは大人のみとなり、子供や幼児は対象外となります。
予約の詳細を確認したい場合は、予約IDを「チェックイン管理」画面から検索してください。
自動計算との差異可能性
宿泊税レポートでは、室料に基づいて宿泊税額を算出しています。
宿泊税は本来、外税方式でお客様から別途ご負担いただくことを前提としていますが、施設様の運用により 内税(室料に含む) とされる場合があります。
内税運用の場合、税区分の基準額(例:10,000円未満/以上など)を税込金額から逆算する際、境界付近で本来とは異なる区分に判定される可能性 があります。
このため、基準額付近のご予約については、宿泊税レポートをエクスポートしていただき、実際の宿泊税額をご確認いただくことを推奨しております。
注意点:算出される宿泊税額は、外税方式を前提とした金額です
宿泊税レポートでは、消費税を除外した室料に基づいて宿泊税額を算出しています。
算出される宿泊税額は、外税方式でお客様から別途ご負担いただくことを前提とした金額です。
外税として追加請求せず、内税(室料に含む)として運用する場合でも、ほとんどのケースで宿泊税額は外税の場合と同額になりますが、内税として厳密に計算する場合、宿泊費が宿泊税の境界付近である場合、正確な宿泊税の算出が不可能なケースもありますのでご理解下さい。
内税とすると算出が不可能な例:
• 総額(宿泊税・消費税込)= 22,200円
• 消費税率= 10%
宿泊税区分のルール
• 宿泊税区分(税抜宿泊料金ベース):
20,000円未満:200円
20,000円以上〜50,000円未満:500円
宿泊税が200円の場合
宿泊税を除く金額:22,200円 − 200円 = 22,000円
税抜宿泊料金:22,000円 ÷ 1.10 = 20,000円
税抜宿泊料金が ちょうど20,000円となりますが、条例上は「20,000円以上」に該当するため、宿泊税 500円 が正解となり、宿泊税200円 の仮定は成立しません。
宿泊税が500円の場合
宿泊税を除く金額:22,200円 − 500円 = 21,700円
税抜宿泊料金:21,700円 ÷ 1.10 = 19,727円
税抜宿泊料金は 19,727円(20,000円未満)になるため、宿泊税区分は 200円 に該当しますので、宿泊税500円 の仮定も成立しません。
宿泊税レポートでは、外税での請求額を前提として算出している為、上記ケースでは消費税別の室料 20,182 円から宿泊税は 500円と算出されます。