[ 概要 ]
他社の サイトコントローラーから AirHost サイトコントローラーへ切り替える際の基本的な流れと注意点をご案内します。
切替作業では、
作業の順序を誤ると、ダブルブッキングやゲストへの誤案内が発生する可能性があります。
そのため、AirHostへの切替は
「事前準備 → 切替作業 → 切替完了後の作業」
の順で進めることが重要です。
本ページでは、切替時によくある不安やトラブルを防ぐための標準的な手順をまとめていますので、
作業前に全体像を把握したうえで、順番に設定を行ってください。
[ 詳細 ]
サイトコントローラー切替についての注意点
切替を行う前に、以下の点にご注意ください。
ダブルブッキング防止のため、切替前には各OTAで販売を停止(売り止め・リスティングの非公開)する必要があります。
AirHostとOTAを接続した際、
OTAの仕様により、一部の予約がAirHostにインポートされない場合があります。
OTAごとの予約インポート可否については、下記ヘルプページをご参照ください。
【チャネル】OTA(チャネル)接続時にインポート出来ない予約はありますか?
切替の全体像
本ページでご案内する切替作業の流れを、
事前準備 → 切替作業 → 切替完了後の作業 の3つのフェーズに分けてご説明します。
まずは全体像を把握してから、各手順に進むことをおすすめします。
新規ユーザー様で他社サイトコントローラーからの切替をご希望の場合、
「初期セットアップサポート」の事前準備として、上記作業の4~7をご対応いただくようご案内しております。
事前準備
サイトコントローラーを切り替える前に必要な設定・確認作業を行います。
切替作業を安全に進めるため、すべて完了してから次のセクションへ進んでください。
1. 初期設定
まずは AirHost 上に施設を作成し、基本設定を行います。
⚠️サイトコントローラー切替における自動メッセージ設定に関する注意
OTA連携後、施設へのリンクを行うと、未来予約がAirHostに取り込まれます。
取り込まれた予約は「新規作成予約」として扱われるため、予約確定後メッセージの送信対象となります。
切替時点で自動メッセージ(特に「予約確定後メッセージ」)の送信をオンに設定すると、
既存予約に対して自動メッセージが送信され、ゲストが混乱する可能性があります。
そのため、この段階では、
メッセージ内容の作成のみ
施設毎の自動メッセージ(extra_memo)の送信は「オフ」に設定
にすることを推奨します。
チェックイン機能を利用する場合
2. 料金設定
今後販売する料金を、料金カレンダーで調整します。
特定日の料金
シーズン料金 など
OTA同期後に反映されるため、事前に正しい料金を設定してください。
3. 在庫設定
以下の場合は、AirHostで予約またはブロックを作成します。
AirHostと連携できないOTA経由の未来予約がある場合
他社サイトコントローラー・PMS で手動作成した予約がある場合
在庫を減らしたい日がある場合
4. 他社サイトコントローラーと各OTAの切り離し方法の確認
切替作業をスムーズに行うため、
事前にご利用中のサイトコントローラーと各OTAの切り離し方法を確認してください。
・ 切り離し手順は、サイトコントローラごとに異なります。
・ 詳細な操作方法については、ご利用中のサイトコントローラーへ直接お問い合わせください。
5. OTAでの販売停止
切替作業中は、OTA とサイトコントローラーとの連携を一時的に解除します。
そのため、新規予約が入ってしまうとダブルブッキングの可能性があります。
また、切替後に未来予約が正しく反映されているか確認する必要があるため、
事前に必ずOTAでの販売を停止(売り止め・リスティングの非公開)してください。
販売停止方法は、各OTAへお問い合わせください。
6. 未来予約情報のエクスポート
AirHostとOTAを連携した際に、予約の取り込み漏れがないか確認するため、
切替前に今後チェックイン予定の予約情報を事前に控えてください。
前述の通り、OTAによっては未来予約の一部がAirHostへインポートされない場合があります。
そのため、事前に未来予約の一覧を控えておくことで、
どの予約がAirHostに取り込まれたか
どの予約が取り込まれていないか
を正確に確認することができます。
また、インポートされなかった予約がOTAとの連携仕様によるものである場合は、
該当する予約を手動予約として作成する必要があります。
💡CSVダウンロードなど、後から照合できる形で保存してください。
切替作業
ここからは、
OTA・サイトコントローラ間の連携を実際に切り替える作業を行います。
切替作業を始める前の最終チェック
以下の項目がすべて完了していることを確認したうえで、切替作業を開始してください。
切替作業前チェックリスト
✅ 各OTAで販売を停止している
✅ 未来の予約情報をエクスポートし、手元に控えている
✅ OTAと他社サイトコントローラーの切り離し方法を確認している
✅ AirHost側の初期設定(施設・料金・在庫)が完了している
✅自動メッセージの送信設定が「オフ」になっている
7. 他社サイトコントローラーとOTAの切り離し
事前準備がすべて完了したら、現在ご利用中のサイトコントローラーと各OTAの連携を解除します。
この作業により、以降は他社サイトコントローラーから
在庫・料金・予約情報がOTAへ送信されなくなります。
8. AirHostとOTAの連携
他社サイトコントローラーとOTAの切り離しが完了したら、次は AirHost を新しいサイトコントローラーとして、各OTAと連携する設定を行います。
9. 施設・ルームタイプへのリンク
OTAの施設・ルームタイプと、AirHostの施設・ルームタイプをリンクします。
リンク方法はヘルプページをご確認ください。
10. 予約の取り込み・在庫確認
未来予約が正しくAirHostへ取り込まれているかを確認します。
確認の際は、以下のデータを参照してください。
切替前にエクスポートした予約データ
「チェックイン管理」ページ
「予約データのエクスポート」でエクスポートするCSVデータ(Proプラン以上)
これらを照合し、取り込まれていない予約がないかを確認します。
◆取り込まれていない予約がある場合
前述の通り、OTAとの連携仕様により、一部の予約が自動でインポートされない場合があります。
その場合は、該当する予約をAirHost上で手動予約として作成してください。
◆予約がすぐに表示されない場合
OTAとの連携直後は、予約の取り込みに時間がかかる場合があります。
しばらく待っても予約が反映されない場合は、チャネルのリフレッシュ(手動同期)を行ってください。
11. 自動メッセージ送信の有効化
自動メッセージ機能は任意の機能です。ご利用状況に応じて、本手順を実施してください。
すべての予約の取り込み・手動作成が完了したことを確認後、
施設の自動メッセージ(extra_memo)の送信設定を「オン」にします。
この手順までで、
未来予約の取り込み確認
取り込まれていない予約の手動作成
在庫の最終確認
がすべて完了していれば、
通常通り自動メッセージを送信して問題ありません。
⚠️自動メッセージ送信をオンにする前に、
未確認の予約や未作成の手動予約が残っていないかを必ず確認してください。
12. 同期開始・同期確認
ここまでのすべての設定と確認が完了したら、AirHostとOTA間の同期を開始します。
同期開始後、必ず各OTAの管理画面で同期を確認してください。
切替完了後の作業
13. OTAで販売再開
AirHostとOTAの同期が正常に開始されていることを確認できたら、各OTAで販売を再開します。
